ほっとうれしくなる家庭の味、お正月のお雑煮 1月1日(元日)
新年あけましておめでとうございます。
本年も当ブログをよろしくお願いいたします<(_ _)>
早速ですが、今日は例外的に晩ごはんではなく元日の朝からいただくおせち料理について書きたいと思います。
先日実家に帰省したのですが、お正月用の食材は両親がすでに近鉄百貨店や道の駅などで買ってきてくれていました。
だいこんやにんじん、おもちなどを少し離れた道の駅まで買いに行ったそうですが、地元の食材は鮮度がよく、おもちもよく伸びておいしいそうです。
普段は近所のスーパーで買い物をしますが、時々地元の直売所で形は良くないけれど新鮮な地元の野菜を買っていただくのもいいですね。
それにしても、年末の食料品売り場はどこもとても混雑していて買い物するのも大変ですね。
最近では2日から、早いところでは1日から営業しているスーパーもあるのですが、年の瀬にあれこれ買っておきたくなるのはみんな同じですね。
慌ただしいながらも、活気溢れる風景は年末の風物詩といえます。
さて、30日と大みそかの昨日、母と一緒におせち料理を作りました。
お店でもいろんな種類のおせちが売られていて便利ですが、家庭で作ると好みのものを好みの味付けにできるという利点があります。
実家では、数年前からお重には詰めずに平皿に盛っていただいています。
メニュー
・おせち料理
- 煮しめ(鶏肉 、れんこん、手綱こんにゃく、里芋、ごぼう、金時にんじん、スナップエンドウぎんなん、たけのこ)
- ぶりの照り焼き
- 数の子
- 田作り
- 卵焼き
- 牛肉巻き(金時にんじん、西洋にんじん、ごぼう、いんげん)
- 黒豆
- 酢蓮
- 紅白かまぼこ
- 千枚漬け
- 海老の酒蒸し
・お雑煮(白みそ、丸もち、鶏肉、だいこん、金時にんじん、里芋、三つ葉、ゆずの皮)
・お屠蘇
煮しめ(金時にんじん)
おせち料理の中でも私が好きなのが煮しめです。
お正月用に日持ちさせるため、いつも作る煮物よりも濃い味つけにします。
その中でもお正月独特なのが、金時にんじんです。
わが家では一年を通じて、ほぼお正月料理にしか使いません。
普段食べているにんじんよりも濃い紅色で、彩りがとてもきれいです。
にんじんに型抜き器で抜くほどの太さがなかったので、いびつながら初めて
包丁で花の形を作ってみました。
金時にんじんは京にんじんともよばれ、主に関西で出回っているそうですが、このにんじんを見るとお正月だなと実感します。
田作り
つい先日「田作り」の名前の由来をテレビで知りました。
なぜいわしなのに田作りなのかというと、お米を作って暮らしてきた日本人がその昔、大量に獲れたいわしを畑にまいて肥料にしていたことから「田作り」になったということです。
近年、お米を作って生活している人は少なくなりましたが、今年の豊作を願いたいと思います。
酢蓮
れんこんは、煮しめの他にも酢蓮でいただくなどしてお正月料理によく使う野菜で、縁起がいいとされています
穴がたくさん開いているので、「先が見通せる=見通しが良い」との語呂合わせからそのように言われているようです。
昔から紅白がおめでたいとされてきたので、白い色のれんこんはお正月料理にぴったりな食材ですね。
海老の酒蒸し
普段、海老フライや海老のてんぷらを作るときは、火を通すと曲がるために海老を曲がらないようにしますが、お正月料理の海老はあえてそのまま曲がるように仕上げます。
これは、腰が曲がるまで長生きできるようにとの願いを込めたことからです。
もちろん、火を通すと紅色になる海老はめでたさの象徴ですね。
高齢化社会が進んでいる今にちですが、やはり健康で長生きをしたいをいう思いは今も昔も変わらないものです。
お雑煮
お雑煮だけは元日の朝に作りました。
ご存知の通り、日本全国には各地方特有のお雑煮が存在します。
ベースとなるお汁もおすましや白みそなどありますし、おもちも角形や丸形、あんこが入っている地方もあります。
そして、同じ地方でも各家庭によって具材が少しずつ違います。
私の実家は京風で、白みそベースの丸もちです。
具材は鳥のもも肉と根菜で、うま味と甘みを出します。
最後に三つ葉とゆずの皮を添えることで、ぐっと香りが引き立ちます。
やはり子供のころから慣れ親しんできた味は、まさに家庭の味でホッとします。
改めて、お正月料理は一つ一つに旬の食材を使いながら、豊作や幸福を祈願するものなのだと思いました。
今年も良い年になりますように、との願いを込めていただきます。。。